芝は二種類ある
実は、庭で使われる芝は大きく分けて二種類あります。一つ目が、高麗芝などが代表となる日本芝、もう一つがゴルフ場で使われている西洋芝です。ホームセンターで販売しているのは、高麗芝ですので、一般的な家庭では、日本芝が多く使われているでしょう。実はこの二種類の芝によって、芝刈りの時期は変わってきます。なぜなら、種類によって成長の具合やスピードが異なるため、それに合わせてタイミングも異なってくるのです。
日本芝の芝刈りのタイミング
では、日本芝はどのタイミングで行えばよいのでしょうか。特徴としては、夏場に強く、どんどん成長していきます。そして冬には、枯れてしまいます。芝刈りの時期としては、生育がよいとされる5~9月となります。常に一定の状態を保っておくのであれば、週に1回は行うとよいでしょう。刈り込みを行い、高さを調整します。目安としては、半分より上を刈ります。ただ、伸びてから刈ってしまうと、芝生の生長点を切ることになります。
そうすると、緑色の綺麗な部分がなくなり、茶色い根元の部分だけが残ってしまいます。そうならないように、伸びきる前に定期的に刈ることが重要です。
西洋芝の刈るタイミング
一方西洋芝は、暑さに弱く、寒さに強いという、反対の特徴を持ちます。涼しい時期に成長するので、刈り込む時期は、4~6月、あるいは10~11月が適切です。日本芝と比べて、西洋芝はかなり弱いので、こまめに手入れしないと、すぐに枯れます。また刈る時に利用する芝刈り機は、しっかり手入れしましょう。切れ味が悪いと、ただ芝を痛めてしまいます。頻度としては、3~4日おきにする必要があります。
伸びすぎると、風通しが悪くなり、虫が発生し、病気にかかりやすくなってしまいます。
ただ、こまめに手入れをすれば、とても綺麗な芝のじゅうたんが出来上がります。日本芝に比べて手入れが大変ですが、その分景観は美しいものになるのです。 芝刈りのタイミングは、使っている芝によって異なります。
自宅の庭で利用する芝の種類は、しっかりと把握するようにしましょう。いずれにせよ、
定期的に手入れすることが、美しい景観を保つ秘訣であり、大事に育てていくことが大切です。