HOME > 植木屋さんコラム > お知らせ > ちょっとまった!剪定してはいけない時期があるんです

植木屋さんコラム

植木屋さんコラム

ちょっとまった!剪定してはいけない時期があるんです

2016.06.17

真夏の剪定は厳禁

伸びてきたからそろそろ切ろうかな・・・と、人の髪はいつ切りに行ってもいいですが、庭木の剪定は、人の髪のようにいつでもいいというわけではありません。特に枝葉が勢いよく伸びて茂った姿を見せる真夏は、剪定をしてさっぱりさせたくなる方が多いようです。
しかしほとんどの樹木にとって、真夏の剪定は厳禁といっていいくらい、してはいけない時期なのです。夏は生育旺盛であり、剪定してもすぐにまた枝葉を伸ばして、逆に樹形を乱してしまうということもありますが、それはつまり多くの養分を使っているということです。
そのため、この時期の樹木は養分の蓄えに余裕がない状態なので、剪定をすることで木を弱めてしまいます。また、真夏の強い日ざしから守ってくれる葉が少なくなると、幹に直接日が当たって日焼けを起こし(幹焼け)、衰弱してしまうこともあります。木には剪定に適した時期というのがあり、これを剪定の適期といいます。木の種類によってその時期は異なるのですが、「常緑樹」と「落葉樹」という種類で大別することができます。

常緑樹の剪定に適した時期

「常緑樹」とは字のとおり、一年を通して常に緑の葉をつけている木のことです。
常緑樹の剪定に適した時期は、比較的温和な春、初夏、秋になります。
月でいうなら3月から4月上旬、6月から7月上旬、地域にもよりますが9月、といったところでしょうか。
冬は切ってはいけない時期となります。というのも、一年中葉をつけている常緑樹は、そのときに必要なだけ光合成をして養分を作ることができるので、自分の体内に養分を蓄えることが得意ではありません。そのため晩秋や冬に剪定して多くの葉を失うと、養分をつくり出すことができなくなり、弱ってしまうのです。
「常緑樹は冬に切ると風邪をひく」なんて言葉もあるくらいです。

落葉樹の剪定に適した時期

「落葉樹」は冬がくる前にすべての葉を落とし、休眠する木のことです。
常緑樹とは逆に冬が剪定に適した時期となります。落葉樹は葉を落とす秋までに体内に大量の養分を蓄えた後、春に備え休眠に入ります。休眠中は樹液の流れもほとんどなくなりますし、病害虫の被害も少ないです。
十分な養分が蓄えられているため、太い枝を切っても傷めるようなことはありません。また、葉をすべて落としているため全体の枝ぶりがわかりやすく、剪定もしやすくなります
。ただ、一部にはカエデのように休眠期間が短いものもありますので注意が必要です。

それでも適期以外で剪定したいときは

常緑樹と落葉樹では体の仕組みが違うこと、それによって剪定の時期に違いが出ることがおわかりいただけたでしょうか?
ただそうなると・・・
植木屋に依頼した場合、すべての庭が剪定の適期にできているのか?といった疑問が出てくる方もいるのではないでしょうか。
それに、中には「正月をきれいな庭で迎えたい」とか「枝が隣家にはみだしているから剪定したい」というように、実際は適期以外で剪定が必要な場合も出てきます。ごく軽めの剪定にしたり、切り方に気をつければ、大きな問題はありませんが、強めの剪定をするときでも、いくつか工夫すればできないこともありません。切り口に殺菌剤を塗布したり、日差しや寒さから守るために幹巻きをしたりといった、ケアは必要になってきます。
いずれにせよ、植木屋は日ごろから木と接していますから、どの程度なら切っても大丈夫か、どの木は切ってはいけないかを心得ています。疑問や不安がありましたら「あなたの街の植木屋さん」にいつでもご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

植木屋さんコラム一覧

2017.04.24
人気の庭木・アジサイの特徴。花色キープと剪定のコツを覚えよう
2017.03.21
清浄感を感じさせるのがアオダモの特徴。庭に高原の雰囲気をもたらすシンボルツリー
2017.02.22
美しい樹形で庭木におすすめ。アオハダの特徴
2017.01.13
植木職人に必要な道具は?
2016.12.13
芝刈りはいつ行えばよいのか
2016.11.24
強く美しいキンモクセイを育てるために必要な剪定
2016.11.09
サザンカの剪定。しっかり切って、害虫対策まで忘れずに
2016.10.31
タイミングと見極めが重要なつつじの剪定
2016.10.12
柿の木の剪定で実のなる木の成長をコントロール
2016.10.04
難しいのは剪定時期。梅の剪定はいつすればいい?
2016.09.28
東京都内でも増加中!庭木の病害虫対策はどうしたらいい?
2016.09.13
常緑樹と落葉樹は6対4で植えるとよい?その理由とは
2016.09.06
生活スタイルに合わせて模様替え、庭のリフォーム『リガーデン』
2016.08.17
一度は味わいたい!芝生の庭での優雅なひととき
2016.08.08
狭いからとあきらめないで!植木屋ができる小さな庭作り
2016.08.02
日陰でも庭作りを楽しみたい、ガーデニングを楽しみたい
2016.07.27
住む人の性格がわかる?玄関アプローチとは
2016.07.22
コニファーの品種選びに四苦八苦、おすすめはありますか?
2016.07.20
どうして庭は荒れてしまう?植木屋が考える庭の管理に必要なこと
2016.07.15
目立ち、美しく、庭に映えるシンボルツリーを植えてみよう
2016.07.12
人気の庭木、コニファーで作る庭
2016.07.08
剪定した枝の処理はどうしてる?すすむ緑のリサイクル
2016.07.04
『木が暴れる』とは?剪定の失敗
2016.06.27
樹木の性質を知れば、もっと剪定が楽しくなる
2016.06.22
気になるお庭を拝見、オープンガーデンとは
2016.06.17
ちょっとまった!剪定してはいけない時期があるんです
2016.06.15
どの枝から切るべきか?剪定に迷ったらまずは不要枝
2016.06.13
剪定の基本3種類を知っておこう
2016.06.10
ストレスがあったら庭に出よう!植木屋さんが健康的な理由
2016.06.08
庭の顔は昼だけじゃない!ライトアップすれば夜の庭は別世界
2016.05.30
庭木にとって大切な条件、土
2016.05.25
生け垣とは?刈り込むほど美しくなる庭木
2016.05.23
自分でも庭木の剪定をしてみたいと思ったら!?そろえるべき道具はこの3つ(後編)」
2016.05.18
自分でも庭木の剪定をしてみたいと思ったら!?そろえるべき道具はこの3つ(前編)
2016.05.16
放っておいたらどうなる?庭木の剪定をする目的とは
2016.05.12
思った以上に多い?植木屋が考える庭木の役割 その3
2016.05.09
思った以上に多い?植木屋が考える庭木の役割 その2
2016.05.06
思った以上に多い?世田谷で活動する植木屋が考える庭木の役割
2016.05.04
世田谷の植木屋が植木一本からの剪定もお受けする理由
2016.05.03
世田谷の植木屋が語る〜なぜ庭木の剪定は必要なのか
2016.05.03
ホームページ正式オープンしました!世田谷区の植木屋
2016.04.28
あなたの街の植木屋さん 5月初旬 ホームページ完成予定